言葉の向こう側

 「友達に聞こえるように悪口言っちゃった。」と女子生徒。 頭に来ることがあって、直接は言えなくて、他の子にグチを聞いてもらっていたら、その友達にも聞こえちゃったかも、ということらしい。

 腹が立っても、行動を起こす時、特に怒りを表すときには、静かに言った方が、相手にはよほど答えるもの。なによりそれならば、言ったあと自分のことがイヤになりません。
 気にしている時点で、一番傷ついているのは、実は自分です。人を呪わば穴二つ。昔の人はよく言ったものです。

 冷たいようですが、怒りをぶつけても、やさしく言っても、わからない相手にはわかりません。だったら自分のことが嫌いにならないような伝え方をした方がいい。自分主体でいいんです。いつかわかる日が来るかもしれないから、伝えてもいいとは思うけれど、そのベースになっている自分の感情は気をつけた方がいいなと思います。相手にためを思っているのか、自分の考えを押し通したいだけなのか。

 CMでもありますよね。「あなたのためだから」と相手のケーキを食べちゃったりするの。相手のため、っていいながら、結局自分が得するように行動する。
 転んで気づく人もいます。その経験は、よほど危ないことでないかぎり、取り上げなくてもいいんです。転ぶ前に、先回りしてああしろこうしろと親切ごかしに言う裏側には、実は自分の言うことを聞かせたい、優位に立ちたい、そんな本心が見え隠れ。実はこれ、教員に多いんです(笑)

 特に怒りの感情が起こる時、冷静に考えるとベースにあるのは恐怖と競争。真っ先に手放していいものだと思いますが、怖いもののない私も、競争心はたまにムクムク(笑)まだまだ小さいですな(;^_^A


 「こうして悩んでるってことは、自分の言葉、自分に返って来てるでしょ?人には、自分に返って来て欲しい言葉だけかけてあげたらいいと思うけどな〜。」

 ほかにもいろんな話をして、「今日聞いた考え方だったら、嫌いな人いなくなるね。」最後に彼女はそう言って帰って行きました。少しは役に立てたかな?どんな話かはまた、機会があったら書きますね。

 わたしもたまには丸一日、自分の感情と行動をもっと意識して見つめてみたいと思います。
 一日一生。一日見れば、一生の自分がわかるというもの。気をつけようっと〜♪


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